今回は『黒留袖(くろとめそで)』として
1、【黒留袖】とは?
2、帯、足袋(たび)、半えり…どうしたらいい?|【ルール・マナー表】
の2つを中心に、「きもの初心者向け」に ”わかりやすく・読みやすく” まとめていきます!
黒留袖とは?|帯・足袋・半えりはどうする?
黒留袖とは?
まずは『黒留袖とは?』から。
黒留袖とは
”既婚女性” が着る、もっとも格上の着物
です。
よく結婚式でみかける
”新郎新婦の母親” や ”仲人” の方が着ている『黒くて金銀の柄』が入った着物
が「黒留袖」です。
こんな方におすすめ
- 結婚式など、フォーマルな場所でしっかりとした着物を着たい人
- すでに結婚している30代以上の方(20代には合わないことが多い)
結婚していない女性(未婚女性)は
『黒留袖』ではなく『色留袖』
を着用するようにしてください。
『色留袖』は
”既婚、未婚に関わらず着用可能” な最上級の着物
で
格の高さは『黒留袖』と同格
です。
『黒留袖』ほど落ち着いた雰囲気は出せませんが、きっと男性受けすると思いますよ!
『黒留袖』は
礼装(フォーマル用)が基本
なので
普段着用として着用するのはおススメできない
というのが正直なところです。
仕事の会合やレストランなど
セミフォーマルな場ではOK
ですが
ショッピングなど街歩き用なら『江戸小紋』がベスト
でしょう(格の高い着物として)。
以上、『黒留袖』について簡単にまとめました。
『黒留袖』のポイント 1、【既婚女性】が着る 2、格は【最上級】 3、【フォーマル ~ セミフォーマル】な場で着る 4、カジュアル用なら【江戸小紋】の方が良い
黒留袖の帯、足袋、半えり…どうしたらいい?|ルール・マナー表
ここからは『黒留袖の帯、足袋、半えり…どうしたらいい?|ルール・マナー表』です。
『黒留袖着用のルール・マナー』として
1、帯
2、帯揚げ・帯締め
3、紋(もん)
4、半えり
5、じゅばん
6、足袋・ぞうり
7、バッグ
8、小物
9、ヘアメイク
の合わせ方をご紹介します。
黒留袖着用のルール・マナー表
黒留袖 | |
帯 | 金糸・銀糸の入った織りの『袋帯(ふくろおび)』を二重太鼓で結ぶ! |
帯揚げ・帯締め | 帯揚げ ⇒ 白の『綸子(りんず)』or『総絞り』(金銀入りもOK!)
帯締め ⇒ 白地に金銀の組ひも |
紋 | 『日向五つ紋』を両胸、両そで、背中の5カ所に! |
半えり | 白半えり |
じゅばん | 白の長じゅばん(『綸子』や『繻子(しゅす)』が着やすい) |
足袋・ぞうり | 白足袋/ぞうりは金や銀の高級な布製で、かかと(台)の高いものを! |
バッグ | ぞうりと同じ布製の高級なものを(色は白ベースがおススメ!) |
小物 | 結婚指輪は必ず付け、それ以外は×(腕時計もナシ!) |
ヘアメイク・ネイル | 髪はコンパクトにまとめ、ネイルは控えめに! |
以上、『黒留袖のルール・マナー』について簡単にまとめました。
『黒留袖』はフォーマルな場で着用することが多いので、”きものに慣れていない人” は基本的に上記のルール通り着こなしてください。
逆に、着物に慣れてきたら自分なりのアレンジを加えていくのも全然アリだと思いますよ!(ただし、色合いと格には要注意!)
これにて『黒留袖とは?/帯・足袋・半えりはどうする?ー疑問を2分で!』は終了です。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『黒留袖とは?/帯・足袋・半えりはどうする?』まとめ
黒留袖とは?
・ 黒留袖とは、既婚女性用の最上級の着物
・ 未婚女性は、『黒留袖』ではなく『色留袖』
・ 黒留袖は、礼装(フォーマル用)が基本(セミフォーマルまで可)
・ カジュアル用なら『江戸小紋』で!
黒留袖着用のルール・マナー
1、帯 ⇒ 金銀糸入りで織りの『袋帯』(二重太鼓)
2、帯揚げ・帯締め ⇒ 帯揚げは白の『綸子』か『総絞り』/帯締めは白地に金銀の組ひも
3、紋 ⇒ 日向五つ紋
4、半えり ⇒ 白半えり
5、じゅばん ⇒ 白の長じゅばん
6、足袋・ぞうり ⇒ 白足袋に、金銀の高級な布製ぞうり
7、バッグ ⇒ 布製の高級品
8、小物 ⇒ 結婚指輪のみ
9、ヘアメイク・ネイル ⇒ コンパクトに髪をまとめ、控えめなネイルで