今回は『袋帯(ふくろおび)』として
1、袋帯とは?
2、特徴まとめ(長さ・TPO・メリット・デメリット)
の2つを中心に、”わかりやすく・読みやすく” まとめていきます!
袋帯とは?
袋帯とは?|特徴まとめ(長さ・TPO・メリット・デメリット)
さっそく『袋帯とは?|特徴まとめ(長さ・TPO・メリット・デメリット)』の説明スタート!
まずは「袋帯の特徴」を表でまとめておきます。
袋帯まとめ
袋帯 | |
長さ | 幅8寸(約30cm)、長さ1丈1寸(約4.2m)以上 ※ |
結び方 | 二重太鼓 |
メリット |
どんな場面(TPO)でも使える万能帯! 優美で可憐な柄が多い |
デメリット |
一重太鼓に比べると結ぶのが大変… 価格がちょっと高め… |
TPO | フォーマルが基本 |
価格 | 2.7万円~ |
おすすめの人 |
立派な結婚式や仕事上で着物を着たい人 立派でしっかりした着物を着たい人
|
※ 着物の長さ(単位)については 『着物の尺・寸・分って?/呉服屋の単位』一覧表 を参照
袋帯とは
片面だけに柄を描いて、反対側を無地にすることで軽くした帯のこと
で、
表と裏を別々に織って、両端をぬい合わせた形が一般的
です。
『袋帯』は「二重太鼓」
なので、
「一重太鼓」である『名古屋帯』
とは違って、
フォーマルな場での着用が可能
です。
一重太鼓 ⇒ 帯の長さを活かして、一枚の布で帯を結ぶ方法(例:名古屋帯) ・ 簡単に結べる一方、フォーマルな場には不向き 二重太鼓 ⇒ 帯が長く、布を重ねて結ぶ方法(例:袋帯、丸帯) ・ 慣れるまでは結ぶのがちょっと面倒で、一重太鼓よりも重く感じるが、フォーマルな場でも着用可能
結婚式や仕事で着るなど、フォーマルな帯と言ったら『袋帯』
という認識でOKで、実際に袋帯は
礼装用の帯として一番人気が高い帯
です。
現代では、
『袋帯』が最もフォーマルな帯
といってもさほど問題ありませんが、
袋帯は『丸帯』という両面に柄を織った帯を簡略化したもの
なので、
格式的には『丸帯』の方が上位
といえるでしょう。
しかし、
丸帯は非常に高価な上に、重くて動きにくい
という特徴から、
花嫁衣装や舞妓衣装など、特別な場でしか使われていない
ため、実情的には
丸帯と並んで、袋帯が最もフォーマル
といって問題ないかもしれませんね。
袋帯の名前の由来は、
帯に縫い目をつけず、袋状に織っていったこと
からきていて、
考案されたのは明治以降
だと言われています。
ただし、今では
袋状でない『袋帯』も多く普及している
ので、着物初心者の方は
帯が長くて、片面だけに柄があって、フォーマルなものが『袋帯』
という認識でOKです。
以上、『袋帯とは?|特徴まとめ(長さ・TPO・メリット・デメリット)』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
※ 着物帯の種類まとめ ⇒ 『着物帯の種類・特徴・TPO』ー”初心者向け”に3分で総まとめ!
『袋帯とは?』まとめ
袋帯とは?/特徴まとめ(長さ・TPO・メリット・デメリット)
・ 袋帯の特徴 ⇒ 二重太鼓で結ぶので、フォーマルな場にピッタリ!(金糸・銀糸が入っていなければカジュアル着もOK)
・ 長さ ⇒ 幅8寸、長さ1丈1寸以上
・ メリット ⇒ どんなTPOでも着用可能!
・ デメリット ⇒ 一重太鼓に比べると帯を結ぶのが最初は大変に感じるかも…
・ TPO ⇒ 基本はフォーマル