今回は『着物のお手入れ』として
「着物を脱いだあとに、すぐに片づけてもいいの?」
という疑問について、”わかりやすく・簡単に” 解説していきます。
着物を脱いだあとの片づけ|収納ポイント
着物を脱いだあと、すぐに片づけても大丈夫?|収納ポイント
着物収納のポイント
着物を脱いで
すぐに片づけてしまうのはNG
です。
2~3時間着ただけでも
着物には湿気が充満する
ため、そのまま片づけてしまうと
カビが発生し、着物を傷める原因になる
ので注意が必要です。
「着物を収納するときのポイント」は、次の2つです。
① 簡単に、汚れを落とす
まずは「簡単に」で大丈夫なので、汚れを落としておきましょう。
着物を着ていて汚れやすいのは
1、袖口
2、首元
の2ヵ所です。
そのため
「袖口」と「首元」に『ベンジン』を染み込ませて
ください。
『ベンジン』というのは
ガソリンの仲間
で
水洗いできない服の「油汚れ」をとるのによく利用される液体
です。
着物を着ていて、一番気になる汚れは
皮脂汚れ
なので
ベンゼンを使えば、汚れはかなりキレイに落ちる
はずです。
ベンゼンの使い方は、
1、タオルやガーゼに、ベンゼンをたっぷりと染み込ませる
2、袖口と首元を、「1のタオル(ガーゼ)」で何度もたたく(こすらないように注意!)
するだけでOKです。
ベンゼンを持っていない人は、Amazonや楽天で
350~500円ほどで購入可能
なので、着物を良く着る人は買っておいた方がいいでしょう。
おススメは
コスパ最強の「大洋製薬(350円・500ml)」
ですが
メーカーによる違いはほとんどない
ので、お好きなものを買ってください。
Amazonページ ⇒ https://www.amazon.co.jp/keywords=ベンジン
② 湿気をとる
ベンジンで油汚れを落としたら、次は
湿気取り
です。
こちらは簡単で
市販のハンガーに着物をかけて、『陰干し』で1~2時間放置するだけ
でOKです。
部屋の湿度が高いときには
1メートル以上離して、ドライヤーの弱でゆっくり湿気をとる
ようにしてください。
着物にアイロンをかける人もいますが、熱が強すぎて着物を傷めやすいのでおススメできません。
湿気をとり終わったら、あとはクローゼットやタンスなどに収納してください。
以上、『着物を脱いだあと、すぐに片づけても大丈夫?/収納ポイント』について簡単にまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
「着物を脱いだあと、すぐに片づけても大丈夫?/収納ポイント」まとめ
収納のポイント
1、油汚れを落とす
⇒ 「袖口」「首元」にベンジンを染み込ませる
2、湿気取り
⇒ 陰干しで、着物に空気を通す(1~2時間ほど;部屋湿度が高い場合にはドライヤーを使用)