今回は『着物汚れの落とし方』として
1、【油性】汚れ
2、【水溶性】汚れ
3、【その他】の汚れ
の3つにわけて、”分かりやすく・見やすく” まとめていきます。
着物汚れの落とし方|油性・水溶性・その他
【油性】着物汚れの落とし方
『油性』の汚れとして代表的なのは
1、ファンデーション
2、口紅
3、皮脂
の3つです。
また
油分を含んだ食べ物(チョコレートや揚げ物など)
も『油性』汚れとなるので
食事でついた汚れは、基本的に『油性』汚れの対処
が必要になります。
『油性』汚れの対処法は以下の2ステップ!
① 汚れに気づいたら、【ティッシュ】で軽くトントンする(油の広がりを抑える) ② 家に帰ったら、【ベンジン】を使って汚れを落とす
『油性』汚れのポイントは
できるだけ油の被害を抑える
⇒ あとでゆっくり汚れ落とし!
です。
油汚れはなかなか落ちないイメージがありますが
汚れ落としの鉄板『ベンジン』
があれば、軽度の汚れはかなり落としてくれます。
ベンジンというのは
ガソリンの一種
で
水洗いできない服の汚れ落としには非常に効果的
なので、着物を週1回以上着る人はぜひ揃えておきましょう。
価格は
500ml入りで、370~480円ほど
なので、Amazonや楽天でまとめ買いしておくのがおススメです(大洋製薬が人気)。
Amazonページ ⇒ https://www.amazon.co.jp/keywords=ベンジン
ベンゼンの使い方は
1、タオル(ガーゼ)に、ベンゼンをたっぷりと染み込ませる
2、何度も軽くたたく
だけでOKです。
ただし
ベンジンは引火しやすい
ので、必ず
火元に注意する
喚起する
ことを忘れないようにしてください。
ベンジンを使っても汚れが落ちない場合には
着物を取り扱っているクリーニング店
にお願いするようにしましょう。
ただ
一般的なクリーニング店(街にあるような)では【着物不可】
なので、ネット宅配できちんと定評のある
リネット
などに依頼するようにしてください。
以上、『【油性】着物汚れの落とし方』についてまとめました。
続いては『【水溶性】』です。
【水溶性】着物汚れの落とし方
『水溶性』の汚れとして代表的なのは
1、ジュース
2、コーヒー
3、お酒
といった
飲み物全般
です。
『油性』汚れの対処法は以下の3ステップ!
① タオルに水を含ませて、汚れたところをやさしく押さえる(汚れを水で薄める;こする・叩くはNG!) ② 汚れがひどいときには、石鹸をつけて、濡れたタオルでやさしくもむ(石鹸がなくなるまで時間をかけて!) ③ パタパタして乾かす(自宅ならドライヤー弱で1メール以上離してゆっくり乾かす)
『水溶性』汚れのポイントは
汚れを水で薄める
ことです。
本来
着物は水洗い不可(化繊や木綿などは例外)
ですが
やさしく押さえる程度ならOK(生地を傷めにくい)
です。
逆に
【水に濡らしたまま】強く叩いたり、こすったりすると生地を傷める
ので
やさしく
を徹底してください。
『水溶性』汚れの場合には、『油性』と違って
【汚れが目立たなければ】しばらく放置しておいてもOK
ですが
週末など【時間が空いたとき】には、やはりクリーニング
に出した方がいいでしょう。
以上、『【水溶性】着物汚れの落とし方』についてまとめました。
最後は『【その他】』です。
【その他】着物汚れの落とし方
『その他』の汚れというのは
「タンパク質性の汚れ(牛乳・卵など)」といった、頑固な汚れ
のことです。
とくに
タンパク質を多く含んだ汚れ
は
すぐに着物内部に汚れが浸透して、簡単には落とせない
ので
「水洗い可(木綿や化繊など)」なら、すぐに洗濯
「水洗い不可」の着物なら、すぐにクリーニング
するようにしてください。
『油性』や『水溶性』であれば
ちょっと時間をおいても、キレイに汚れが落ちる
場合がほとんどですが
『タンパク質性』は放っておくと【シミ】になって永遠に残る
ため、本当に注意が必要です。
タンパク質汚れに関しては、個人での対処が困難なので
タンパクをたくさん含んだ食品を食べるときは【とくに注意する】
か
始めから水洗いできる着物を着ていく
ようにしましょう。
以上、『【その他】着物汚れの落とし方』でした。
これにて『着物汚れの落とし方|油性・水溶性・その他』は終了です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
『着物汚れの落とし方』まとめ
『油性』着物汚れの落とし方
・ ティッシュ油をとる ⇒ ベンジンで汚れ落とし
『水溶性』着物汚れの落とし方
・ 汚れを水で薄める ⇒ 汚れがひどいときは石鹸も使う ⇒ 乾かす
『その他』着物汚れの落とし方
・ 水洗い可 ⇒ すぐに洗濯
・ 水洗い不可 ⇒ すぐにクリーニング