今回は『着物帯のお手入れ』として
帯の【汚れ】と【シワ】はどうしたらいい?
について、”分かりやすく・簡単に” まとめていきます。
着物帯のお手入れ|汚れ・シワはどうする?
着物帯の汚れ
『着物帯の汚れ』は、「着物の汚れ」と同じように
というのが一般的です。
ただ「着物の汚れ」と大きく違うのは
「前帯」や「お太鼓」に汚れがつきやすく、しかもシミになりやすい
点で
帯の汚れはかなり目立つ
というこうとです。
そのため
【目に見える】汚れがあったときには、できるだけ早めにクリーニングに出す
ことを強くおススメします。
そのとき、合わせて
着物
洗いにくい小物
(汚れがあるなら)帯揚・帯締・半衿
も一緒にクリーニングにお願いしましょう。
基本的に
夏場 ⇒ 1週間程度
冬場 or 汚れが目立たない ⇒ 2週間程度
を目安にクリーニングしておくと、末永く着物を着続けていけるようになります。
なお
着物のクリーニングは一般的なお店では取り扱っていない
ため
実績のある専門店
を利用してください。
宅配クリーニングで人気なのは
リネット
ですが、普段使っていてきちんと汚れを落としてくれるお店があるならそちらで問題ないでしょう。
以上、『着物帯の汚れ』についてまとめました。
続いては『シワ』です。
着物帯のシワ(線)
『帯のシワ』だけであれば
クリーニングに出さなくても大丈夫
です。
シワの簡単な対処法は、次の2ステップ!
① アイロンがけ ② たたみ方を工夫する
① アイロンがけ
まずは「シワ(線)」に対して
アイロンをかけて
おきましょう。
もちろん
直接アイロンをかけてしまうと、着物生地が傷む
ため
1、シワに湿らせたハンカチ(薄手のタオルでもOK)をのせる
2、上からアイロンをかける
という手順をとってください。
これだけで、その日ついたシワはだいぶ目立たなくなるはずです。
② たたみ方を工夫する
アイロンがけが終わったら、次は
たたんで収納
です(※ 2時間以上は陰干しして湿気取りをしてください)。
ここでもシワにならない工夫があります。
とくに難しいことはなく
ただシワができた部分でたたまない(折らない)だけ
です。
袋帯であれば、端っこ(て先)を10cmほど折ってから、半分・半分にたたんでいけばシワと重ならない
など小技はいくつかありますが
【近いうちにまた着る】場合には、そのままハンガーにかけて放置でOK
です。
ハンガー掛けは
湿気取り & シワ取り
に有効なので、ちょっと違和感があるかもしれませんが
ハンガーにかけたままクローゼットに収納!
が簡単でおススメです。
ただし
クローゼット内の湿気には十分に注意
してください(湿度が高いとカビの原因になり、生地をすぐに傷めます)。
湿気は
① 100均の【除湿剤】を2個設置
② 週末に20分ほど扇風機をあてる
ことで十分に取り除けます。
なお
上記2ステップでも、シワが全然取れない場合
には、やはりクリーニングを利用するようにしてください。
以上、『帯のシワ』についてまとめました。
これにて『着物帯のお手入れ/汚れ・シワはどうする?』は終了です。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『着物帯のお手入れ/汚れ・シワはどうする?』まとめ
着物帯の汚れ
・ 油性 ⇒ ベンジン
・ 水溶性 ⇒ 水で薄める
・ タンパク質・目立つ汚れ ⇒ クリーニング(リネットなど)
着物帯のシワ(線)
1、アイロン
2、たたみ方を工夫