このページでは『履物のお手入れ』として
1、草履・下駄の汚れ落とし
2、雨の日のお手入れ
の2つを中心に、”わかりやすく・みやすく” まとめていきます。
草履・下駄・着物履物のお手入れ|簡単な汚れ落とし
草履・下駄の汚れ落とし|着物履物
『草履・下駄の汚れ』は、次の3ステップでかなりキレイに落とすことができます。
① 【古びた】 雑巾を使った、軽い水拭き ② クリーナー ③ 陰干し
① 【古い】 雑巾を使った、軽い水拭き
まずは
雑巾を使った水拭き(草履を水で濡らす ⇒ 乾いた雑巾で水気を拭き取る)
をしましょう。
ポイントは
【使い古した】雑巾を使うこと
です。
古びた雑巾は
繊維が荒くなっている ⇒ 水の吸水率がよく、細かい汚れも吸着してくれる
性質があります。
もし古い雑巾がない場合には
新品の雑巾で水拭き ⇒ ガーゼ・不織布など、繊維の細かいもので乾拭き
してください。
ただ
古びた雑巾の方が汚れが落ちやすい
ため、これからは
家を掃除するときに、雑巾を使いまくってボロボロにする
ように心掛けるのがおススメです。
『水洗いできない草履・下駄』の場合でも、最近のものは
水に軽く濡らしても大丈夫(雨ですぐ傷むようにはできていない)
のですが、気になる人は念のため
雑巾の方を濡らし、草履に直接水をかけない
ようにしてください。
ただ
高級な草履・下駄(3万円~)であっても、基本的に一時的な水汚れは大丈夫
なので、それほど心配する必要はありません(もちろん、濡らしっぱなしは絶対NG!)。
② クリーナー
『水拭き』でも草履・下駄の汚れが落ちない時には、
クリーナーを使って、丁寧に汚れを拭いていく
ようにしてください。
とくに
鼻緒の付け根
側面
は汚れやすいので、入念にふきふきしてください。
クリーナーの手順はシンプルで
1、古びた雑巾で水気をしっかり取る
2、雑巾の端にクリーナーをつけ、草履・下駄を拭く
3、雑巾のキレイな側で、クリーナーをしっかり拭き取る
でOKです。
ポイントは
しっかりとクリーナーを拭き取ること
で
拭き残しがあると、傷みやカビの原因になる
ため十分に注意してください。
クリーナーは
100均で売っている安物でOK
です(値段が高くても、成分・効果はさほど変わらないので)。
以上の
1、水拭き
2、クリーナー
でほとんどの汚れは落ちるはずですが、それでも
まだ目立つ汚れがある時
しばらく(3ヶ月くらい)草履をはかない時
には
クリーニング業者
を利用してください。
草履と下駄のクリーニングで人気が高いのは
職人工房
ですが、馴染みのクリーニング店があるならそちらでOKです(ただし、街中でみかける個人がやってそうなお店はリスクが高いかもしれません)。
③ 陰干し
最後に、『水拭き』『クリーナー』が終わったら
必ず【陰干し】
をしてください(絶対忘れずに!!!)。
もしそのまま
日光にさらす
靴入れに入れてしまう
などすると
微量に残った水気から『変色・水垢・シミ・カビ』につながる
ため
陰干しは絶対必要!
です。
陰干しといっても面倒なことはなく
ただ玄関(日陰)に一晩おいておくだけ
でOKです。
玄関の湿気が高い場合には
100均の除湿剤×2をセット
しておきましょう。
以上、『草履・下駄の汚れ落とし/着物履物』についてまとめました。
続いて、『雨の日のお手入れ方法』を簡単に説明しておきます。
草履・下駄、雨の日のお手入れ
『雨で汚れた草履・下駄』のときも
『水拭き』と同じ手順で汚れ落とし
するのがおススメですが
時間が全然ないとき
疲れてしまって何もしたくないとき
には
1、雑巾で水気だけ拭き取る
2、新聞紙の上に置く
だけでも大丈夫です。
本当は
キレイな水で泥ハネなどを取り除く
方がいいのですが
最低限『水気』だけなくせば、傷みはかなり軽減できる
でしょう。
あとは
翌朝に時間を作って、泥汚れだけでも落としておく
ようにしてください。
以上、『草履・下駄、雨の日のお手入れ』でした。
これにて『草履・下駄(着物の履物)のお手入れ/簡単な汚れ落とし』は終了です。
ご覧いただきありがとうございました<(_ _)>
『草履・下駄のお手入れ/汚れ落とし』まとめ
草履・下駄の汚れ落とし
1、水拭き(古びた雑巾がポイント!)
2、クリーナー
3、陰干し
雨の日のお手入れ
1、水気だけは絶対拭き取る
2、新聞紙の上で陰干し