今回は『草履のQ&A』として、読者の方から寄せられた
草履にも格がある?
という質問に、”わかりやすく・丁寧に” 回答いたします。
草履の格|着物
草履にも格がある?
着物と同様に
草履にも【格】はあります。
一般に「格が高くなる条件」として以下の5つが挙げられます。
1、【金・銀】が入っている 2、台(かかと)と鼻緒の【色・素材が同じ】 3、台と鼻緒の素材(布 ≧ エナメル > その他) 4、色が【薄い】(淡色) 5、台が【高い】
格が高くなる優先順位としては
金銀 > 色・素材の一致 > 台・鼻緒の素材 > 色の濃淡 > 台の高さ
となっています。
例えば
金銀入り & 台・鼻緒が布製 ⇒ フォーマル用 ⇒ 「黒留袖」「色留袖」
金銀入り & 台・鼻緒がエナメル ⇒ セミフォーマル用 ⇒ 「訪問着」
といった感じになります。
確かに「草履の格」は見るべきポイントは多いのですが
購入するときに【フォーマル用】【セミフォーマル用】【カジュアル用】のジャンル別で選ぶ
ようにすれば、TPOを間違えることは基本的にないはずです。
迷ったら
フォーマル ⇒ 「金銀入り」&「布製 or エナメル製」&「淡色」
セミフォーマル ⇒ 「布製 or エナメル製」&「台と鼻緒の素材が一致」&「淡色」
カジュアル ⇒ なんでもアリ
を基準に選ぶようにしてください。
「台の高さ」も気にするに越したことはありませんが、上記の条件を満たしていれば台は自然と適切な高さに調整されていることが多い上に、それほど台の高さと格は比例しないのであまり気にする必要はないでしょう。
以上、『草履にも格があるの?』についてまとめました。
お読みいただきありがとうございました。